
GRD3が発売になりました。"GR LENS 28mm/F1.9"という明るいレンズを搭載した新機種ですが、GRD2ユーザーは"買い"なのかどうか考えてみました。
たしかに、レンズの明るさがF1.9となった事でシャッタースピードを稼ぐことができ、よりお手軽にスナップを撮ることができるでしょう。特に夜間撮影時には重宝しそうです。しかし、被写界深度が浅く魅力的なボケ味にできるのでしょうか。
GRD3はコンパクトデジカメであり、カメラ本体のサイズの制約から小さい撮像素子しか搭載できないという宿命があります。GRD3のCCDは1/1.7型CCDです。そしてレンズの焦点距離は6.0mm (35mm換算値で28mm)。このレンズと撮像素子の組み合わせの場合、フルサイズやAPSに換算するとどのくらいの明るさのレンズということになるのでしょうか。これはMacBSの日常生活的日記: "FAST" GRレンズの意義で考察されています。
6mm F1.9ということは、35mm相当に換算すると「28mm F9相当」くらいの被写界深度ということになります。APS換算でも「18.7mm F6相当」ですから、ボケを重視した写真にはなりづらいかと。
なるほど。レンズの明るさはF9相当なので期待できるほどのボケ味はでなそうですね。やはりボケ味を重視するにはデジイチに頼ることになりそうです。しかしGRD3の魅力は"ボケ味"に期待する事なかれ。RICOHによれば、
新GR LENSは、薄型収納に適した従来の基本構成を継承しつつ、後群に1群2枚のレンズを加えてコマ収差を低減。さらに、3枚の特殊低分散レンズを用いて色収差を抑え、高い解像力とコントラストを獲得しました。2枚の高精度非球面レンズの採用により、歪曲収差もほとんど目立ちません。
とあります。大口径化になってもディストーションの少ないGRレンズは健在。そしてきめ細やかなノイズ低減処理を可能にした、新開発の画像処理エンジン"GR ENGINE III"は色再現性、階調性も大幅に向上。また、ミックス光源に有効な、マルチパターンAUTOホワイトバランス。さらに、露出のちがう2枚の画像を連続撮影し適正露出部分を自動的に合成するダイナミックレンジダブルショット。などのユーザーの声を考えてくれた実用性のある新機能が多数搭載されています。
これだけの変更をしても本体のデザインは変更しない。それがまたユーザーが嬉しく感じるところです。このGRD3はユーザーを大切に考えているRICOHの本気がヒシヒシと感じられます。AFのレスポンスも速くなっているようです。
もはやデジカメの1ジャンルを確立していると言っても過言ではないGRD。そして、いままで以上の写真を撮る喜びを感じられるであろうGRD3は、GRD及びGRD2ユーザーにも新たな喜びを与えてくれるカメラであると思うので、間違いなく"買い"だと考えます。
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